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「クールジャパン」の違和感。世界は本当に日本を認めているか?

2016年11月30日(水) トレンドなニュース

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何かにつけて日本のメディアは「クールジャパン」という言葉を使いたがります。しかし、アメリカで映画を学んだ執筆陣が映画業界にまつわるあらゆる事象について論じていくメルマガ「Ministry of Film – ゼロからのスタジオシステム –」の著者のひとりである三谷さんは、日本の文化が世界的に見てクールであるのは事実だが、実写映像分野に関しては成功事例が乏しく、うまくいっているイメージはないと指摘。「日本から世界へ」のビジョンをもっと明確にすることが必要だと語ります。

「日本から世界へ」の違和感

日本の文化ってクールだからこれを世界的に広めて売っていこう!」という趣旨の「クールジャパン」が国をあげて謳われるようになって久しい。

その中で漫画・アニメーション・映画をひとまとめにした「コンテンツ」という言葉が使われるようになり、「日本のコンテンツを世界に」というフレーズが四方八方で飛び交うものとなった。MOFiの読者の方も、耳にタコができるほどに聞いているかもしれない。一昔前の「富国強兵・殖産興業」のようなシンプルさがあり、壮大なビジョンを描いている気概すら感じるフレーズのせいか、好んで使われる傾向が強い

しかし、さすがに食傷気味とでもいおうか、筆者の耳にそのフレーズが入った瞬間、心の中でシャッターが半分ほど閉じかける。漫画やアニメーションについてはともかく、筆者が専門とする(したい)実写映像分野に関しては、威勢のいい言葉とは裏腹に、この10余年の成功事例が少なくうまくいっているイメージがいまひとつ抱けていないからである。

このフレーズの大変なところは、青写真が描けているように響きながら具体的イメージを捨象してしまうことにあるのではないか。聞き手をぼんやりわかったような気にさせながら、実体は不問に付すような掴みどころのなさ、無責任さゆえに、発話者にそもそも具体的なイメージが伴っているのかが疑わしく、あるいは伴っているにしても実現可能性に疑問が残る印象を受けることが多いからだ。

実写映像の文脈で「日本から世界へ」を考えると、どこかでつまずく。これに対して、どのように具体性を与えるかを真剣に吟味し実行するのが、映像の世界で仕事をする私たち一人ひとりに与えられた宿題なのだろう。

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